名言5

鶴田と俺じゃスイングしないだろう

長州の真骨頂ともいえる発言かもしれない。「勝つ、負ける」などの観点ではなく、「噛み合わないから面白い試合にならない、あるいは自分が燃えない」とストレートに言っているのである。本来プロとしては、言ってはいけない台詞であるが、長州は自信をもって、自分の価値観で天龍を鶴田よりも上に置いた。全日の格付けを一刀両断した段階で、長州の全日における役割は、もう終わっていたのかもしれない。
余談だが、当時我々プロレスファンの間でこれは流行語となり、コンパや、付き合い始めた女性とのデートの後、どうだった?と聞かれれば「うーん、スイングしなかった」などと答えていたものだ。